イギリスへ行くのだ。

 来年、2013年の春にイギリスへ行く事を予定している。よっぽどの事が無い限りは行くつもり。Sugar Toothを始めて、アウトプットし続けてきたので、ここらでインプット作業も必要かなーっと。イギリスには1994年9月から1997年2月まで留学していました。場所はロンドンです。20歳~22歳まで、語学学校でもらえる学生ビザ期間めいっぱい居た感じ。暗黒時代から抜け出せた、楽しくて楽しくて、あれがあるから今がある、という時間でした。今でもあまり社交的では無いのだけど、非社交的で団体行動が苦手なくせに、社会適応能力がホントに低かったので、早めに一人でサバイバル能力付けられて良かったな、と思います。
 お菓子好きはずっとでロンドン留学時代も、マフィン焼いたり、誰かの誕生日会やパーティーがあると言えば、ケーキ担当してたのだけど、何せ学生の身の上なので色々食べ歩いたりする事は無かったし、今、お店を始めた自分の目で見たいものっていうがたくさんあって、凄く楽しみ。
 勿論、ジャムやお菓子だけじゃなくって、色々と楽しんでくる予定。スコットランドのエディンバラから電車で南下して最終地をロンドンにするっていう事を考えてます。エディンバラは留学時代に行ったけど、冬だったし温かい時期に行けるのは嬉しい。電車の旅も楽しみ。

 カフェやティールームも巡る予定だけど、パブのご飯も色々食べたい。月に1,2度、日曜にサンデーパブランチを食べに美味しいパブ飯のお店に行くのが楽しみだったんだよなー。あとジャム!コンフィチュールじゃなくって、ジャム!マーマレード!イギリスのマーマレードはチャンクがポイントってグレーテルのかまどで、パディントンベアーの作者の人も言ってたもんね。フランスのマーマレードはピューレになってるものが多くて、ほろ苦さは少ない。美味しいけど、私はイギリスのマーマレード大好きなので、色々試す予定。レモンカードもね。
 その中で気になるのがスーパージャム。私がイギリスに居た頃には無かったメーカー。エプロンやトートバッグも可愛いなー。
 フレイジャー・ドロシーという若い男性が一人で始めたジャム屋さんで、今は主要なほとんどのスーパーで買えるジャムとなったというサクセスストーリーが本にまでなってます。フレイジャー・ドロシーの動画です。音が出ます。14歳でおばあちゃんの秘伝のレシピで作り始めたジャム、学校に行くよりもジャム作りを選んで20歳になる頃にはメジャーなスーパーに置かれるジャムになったという。どんだけ美味しいジャムなんだ、と気になるじゃないですかー。レシピ本も売ってるので、本屋さんでチェックしてこようと。いつも中身を見ずに博打買いのアマゾン・UKショッピングだけど、本屋さんでレシピチェックも色々としてきたいと思います。
 あとロンドンではお芝居も色々見たいなー。映画も見たいし、美術館も。たっぷり充電するつもりなので、それまでは体壊さない程度に頑張りますよー。写真の本は、ロンドンのティールームやカフェが紹介された本。英語の本の方が情報量が多いけど、結構、お店がかぶってる。かぶってるけど、写真の撮り方が違って面白い。日本人とイギリス人では美味しそう感が違うんだな。ここ行くリストがどんどん増えて、2013年にはどうなってる事でしょう(笑)。こちらの2冊も次週より、カフェでご覧いただけます。

朝ご飯は手作りパンで。

 今年も自作パンで朝ご飯、頑張ります。パン屋さんに行くと、すぐに色々買って、数千円になっちゃうので、たまーっの楽しみにします。冷凍庫のパンが切れるとつい、近所のパン屋へ行きたくなるけど(まぁ行っちゃう事もあるけど)、ベーキングパウダー使用のクイックブレッドなら朝起きて作れちゃう。
 久々にコーンブレッド。コーンブレッドは1999年末、ミレニアムイヤーを楽しみにニューヨークに行った時、ソウルフードのレストランで始めて食べて感動した。帰ってきて何度も作ったレシピ。アメリカの軽量カップと日本のは分量が違う事を知らないで、最初、失敗したのだった。

 小分けにカットして冷凍しておく。朝温めてバターと蜂蜜付けて食べる。コーンブレッド自体はほんのりした甘味だけなので、食事パンとしてもオッケー。ニューヨークのレストランではバーベキュー系のものと一緒に出てきてた。

 コーンミールはオーガニックのを試作用に取り寄せたのです。ローズベーカリーで食べたポレンタのケーキを作ってみようと思ったのだけど、まだ作れてない。フライの衣に使っても美味しいみたいなので、コーンミールのレシピ、色々試してみよう。

 夜遅くに山食を。最近、とんと自宅エリアのオーブンを使ってなかったので、そちらで焼いてみた。同じ設定温度でも工房のオーブンより高めな感じ。工房のオーブンで焼いたのはこんな感じ

 次の日にトーストして蜂蜜バターとレモンカード、林檎&ヨーグルト。日常的に焼かないと、どんどん遠ざかるパン焼き。今年もなるべく色々焼きたいところ。寒いうちにクロワッサン、挑戦したいんだけどなー。

金柑ジャム作りました。

 宮崎県産の金柑でジャムを作る。2010年以来のきんかんジャムです。何故、2011年に作らなかったかと言うと、2010年のきんかんジャム作りがあまり大変で、もういやーっとなったから。でもそれは10kgとかやっちゃうからだ、少ない量でも今年は作ろうって思って3kg分だけ作る事にしました。金柑ジャムのレシピに至るまで、かなりの試作を要したのに作らないのは勿体ない!と思って。何が大変って裏ごしです。ムーランも使ってみたけど、やっぱり種がひっかかるので、地道に手作業で。3kgだけだったけど、やっぱり大変だったー。やっぱり10kgは無理だ、良く頑張った!2年前のワタシ(笑)。
 どうしても送料を考えると目いっぱいの10kgと考えてしまうけど、手間のかかるものは少ししか作れないっていうのは仕方ないと思う。その分、10kgで作る時より1瓶あたりの商品価格は上がってしまうけど、せっかくの美味しい金柑ジャムだからちょっとでも作りたいと思ったのです。
 ある程度の対価は頂いていかないと、SUGAR TOOTHとしてやっていかれなくなるので、今年は少し価格も見直していく事になると思います。バターや小麦粉や砂糖がバンバン値上がりしていく中、「3年は価格を変えずに頑張ろう」って思った自分を責めつつ(笑)、何とかここまで来れた。その3年がそろそろ経つのだけど、一応ウェブショップの焼き菓子発送時期が5月か6月くらいまでなので、それまでは焼き菓子の価格は据え置きでやります。自分で使いたいと思う材料のランクを下げず、一人で目の届く範囲で作れる量だけ作っていくやり方を続けていけるか、甚だ心配ではありますが、少し価格の変更がある事をご理解頂ければ有難いです。

 金柑って可愛いよなーっ。

 金柑ジャムは次回のカフェで販売開始です(1瓶550円)。ウェブショップでは1月21日より受付開始です。裏ごしタイプなので、お湯で割って飲んでも美味しいです。クリームチーズを塗ったパンの上に乗せて食べるとまた美味しい。香りの良いジャムです。
 金柑ジャムの中に稀に黒い斑点のようなものが入ってますが、金柑の表皮の傷ですので、安心してお召し上がり下さい。

フランス語のお菓子の絵本。

 久々に素敵な本を見つけたので、カフェに置く本を新調。来週のカフェからお目見えです。フランス語の絵本で”Le petit théâtre des grands gâteaux”というタイトル。いわゆる飛び出す絵本です。こーれが、可愛いの何のって!思わず何度も何度もページをめくってしまう。紙質も凄く良くって、良い買い物しました。
 フランス語が分かれば、日本語訳を横に付けたいと思うのだけど、難しいなー。割とお菓子の有名なエピソードを絵本にしてあるので、大体想像出来るんだけど。いいなー、私が子供だったら夢中になってた事間違い無しの絵本。小さい頃からお菓子や美味しそうな食べ物の出てくる絵本は大好きだった。

 中身をチラっと。これはルリジューズのページ。修道女という名のシュー生地のお菓子で、最近ではフランス菓子を出すお店で見かける事も多いです。ワタシはサントノーレ派なので、あんまり食べて無いお菓子だなー。

 タルトタタンのページは、有名なタタン姉妹のエピソード。左手前には黒猫と林檎が置いてあって、右奥のオーブンをペラっとめくるとタルトタタンが入ってます。心配そうにオーブンを見てるタタン姉妹が愛らしい。

 フォレ・ノワールのページでは森の中に山男立ってます。絵が可愛くって、ほのぼの。他にはサントノーレ、パリブレスト、ヴァシュラン、オペラ、ピエスモンテ(クロカンブッシュ)、が載ってます。イギリスバージョンだったらスコーン、パウンドケーキ、ビクトリアサンドイッチ、和菓子だったら桜餅、みたらし団子、おはぎ。と考えたり(笑)。
 amazon.frで購入するのに、ついでにコチラも購入。コンフィチュールの妖精と呼ばれるフェルベールさんの子供用のレシピ「La petite Cuisine des fées」。童話をモチーフにしたレシピが載ってて、これも楽しい本です。シンデレラではくり抜いた南瓜にスフレ生地を入れて焼いた「かぼちゃのスフレ」、ヘンゼルとグレーテルではパンデピスで作ったお菓子の家、赤ずきんちゃんでは病気のおばあさんに持っていくガレット(表紙のバスケットに入った写真)など、楽しい内容です。どれも見せ方が素敵。食べ物を美味しそうに見せるというより、童話の世界観の一場面にお菓子があるっていう感じで楽しい。
 左側のは元々持ってた「不思議の国のアリス」バージョン。映画を見た時にブログで紹介したのですが、カフェでお菓子好きの方から、見せて欲しい、とお願いされた事がありました。が、重すぎてカフェには持っていけないんです。大きいので、置いておく場所も困るので、こちらはカフェではご覧になれないんですが・・。

 これは「Le Bonhomme de Pain d Epice」っていう童話からのレシピなんだけど、この話は知らないなー。他に知らないお話もチラホラ。「Boucle d’Or」という熊が登場するお話では蜂蜜を使ったレシピが色々と出てきます。

 こちらはヘンゼルとグレーテルのページで紹介されてる蜂蜜クレープ。クレープの花に蝶々が寄ってきてる感じになってます。中身が確認出来ないので、amazon.ukやamazon.frで本を買うのはヒヤヒヤしますが、どーしても!というのはユーロもポンドも安い時期なので、エイっと買っちゃう事が多いです。ま、いいよね、経費経費(笑)。

1月23日(月)のカフェのアンケート。

1月23日(月)のカフェは「レモンメレンゲタルト」です。和歌山県産のレモンをたっぷり使った爽やかなタルトです。メレンゲタルトは9月12日のかぼすメレンゲタルト以来の登場です。私自身が大好きなお菓子ですので、とても楽しみです。アンケートは仕込み量の目安にさせて頂いていますので、ご予定がお決まりの方は是非、ご協力下さい。
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