晩柑(ばんかん)と格闘。

晩柑マーマレード 一昨日、昨日、今日と足かけ3日間、晩柑と格闘。皮を刻み、下茹でしつつ、実を取り出す。スコーンの仕込みや発送もありながら、合間合間に剥いては刻み、を繰り返す。銅鍋で煮るまできたら、マーマレードは気持ち的に終盤。本当に煮るまでに時間がかかる。ずーっと包丁を握っているので、右手の掌が時々つるほど。掌がつるのは人生初めてだ。

晩柑マーマレード仕上り 一日に30本の仕上がりがいいとこ。あしかけ3日で60本煮上がりました。明日は、晩柑と紅ほっぺジャムを仕込み(また晩柑の皮剥きと刻みだー)、明後日はルバーブが到着するのでルバーブジャムを煮る。うまくいけば18日のカフェで販売出来るかな。カフェのケーキはルバーブのタルトにしようかなーっと構想中。先に果物を加工してしまわないといけないので、また仕込みはギリギリになりそう。タルト生地は明日、仕込んでおこう、そうしよう(自分に言い聞かす)。

そしてお知らせ。
6月7日(日)、8日(月)と2日間、「ほなな」にて、CAFE SUGAR TOOTHの営業が決まりました。6月も月曜は前日営業予定で、日曜は7日のみ営業します。普段、平日で来れないーっという方、是非お越し下さい!

近頃の朝ごはん。

カフェの朝ごはん。 月曜はお昼を食べ損ねる事がほとんどなので、朝ごはんはたっぷり食べる。でも時々、食べれなかった!っていう日もある。そんな日は、駅で買ったサラダとチーズマフィンをカフェの準備中に食べる。肉体労働の後は、泥のように眠り、食い気より眠気を優先する事もしばしば。

朝ごはん1 アボカドチーズトーストに、オニオンスープ、プチトマト、リンゴ。オニオンスープはレトルトので、凄く濃厚だった。

朝ごはん2 ポテトサラダのトーストサンド、野菜スープ、プチトマト、たんかん。お昼が食べれなさそうな日は、これくらいの朝ごはんでパワーチャージ。

朝ごはん3 アボカドチーズトースト、野菜スープ、苺ヨーグルト。

朝ごはん4 チーズトースト、ポテトサラダ、苺、オレンジ。

朝ごはん5 自作ブレッチェン、ポテトサラダ、オレンジ。
最近、チーズがぐっと安くなったので、とても嬉しい。

レモンとあきひめ苺。

レモン今朝、レモン果汁用のレモンが届いた。絞って冷凍しておいたレモン果汁が無くなりそうだったので、また10キロ購入して、時間のある時にゴリゴリ絞って冷凍しておく。瓶に入って売られているポ○カとかのを使えば簡単で安定もするんだろうけど、まぁ好きでやってる事なので、時間の許す限りゴリゴリ絞る。工房中が爽やかな香りで満たされる。

レモン皮今日は「あきひめ苺」のジャムを煮るので、それに使う用の250ccを別に絞る。レモン9個で250cc、写真は250cc分の絞り跡。手間もかかるし、ジャムに必要な酸味を足す役割にしては、結構偉そうな値段(笑)。

あきひめ苺SUGAR TOOTHで販売している苺ジャムは「紅ほっぺ苺」とこの「あきひめ苺」の2種類。あきひめ苺はクールな美人系。紅ほっぺは親しみやすい可愛い系という感じ。毎日朝から晩まで果物と向き合うと、凄く愛着が湧いてきて、こんな表現になってしまう。あきひめ苺は、果肉がしっかりしていて、美しい。加工用なのに傷みがほとんど無く、ちょっと高価だけど、何度も作りたくなる。苺の季節もそろそろ終わり、次は無いかも、と言われているので、ちょっと寂しい。工房の中に充満する苺の香りを満喫しておく。

あきひめ苺ヘタにツルが付いてると、更に可愛さが増すような気がする。こんな美人苺を使っているのだから、美味しいジャムにならないハズが無いでしょう、と自分に言い聞かせながら、今日もジャムを煮る。

5月11日のカフェ。

晩柑レアチーズ5月11日のカフェ、週替わりのケーキは「晩柑のレアチーズケーキ&晩柑のマカロン」。単品はこんな感じでした。ハーフサイズにカットするのが下手で、盛り合わせのレアチーズはバタバタ倒れまくりで、スイマセンでした。次回はもう少し低めに作って厚めにカットするようにした方が良いかもなー。なかなか好評でした。初夏にぴったりなので、また違う柑橘で作ってみようと思う。上のゼリー部分の事を何人かのお客様に聞かれたのですが、晩柑を絞った果汁と房から出した実、砂糖を火にかけてから板ゼラチンを入れて固めたものです。水を入れてないので、ストレートな果物の味がするのだと思います。
 いつもは午後から忙しくなるのだけど、昨日は午前中がバタバタと。「午前中はヒマだもんねー」っと準備も押し気味なのに、鼻歌まじりにコーヒーのスイッチを押すと、お客様が次々と。まだケーキカットしてないー、スプーンとフォークも磨いてないわーっとアワアワ。もうちょっと準備をキビキビとしなくてはいけませんな。
 いつもは余る量のケーキなのだけど、夕方4時過ぎで売り切れてしまい、申し訳ありませんでした。夕方来ると売り切れちゃうんですねーっと言われましたが、余ってる時は「今日はお客さんが少なかったよスペシャル大盛り」になったりするので、夕方に来るとイイ事もあります(笑)。
 

差し入れ先日、カフェでワタシを20代と見て頂き、ブヒブヒ木に登らせて下さったK様より、差し入れを頂きました。ウェブショップでもお買いものして頂き、感激です。こんなに沢山頂いていいのでしょうか、と思いながら、一人で柿の葉寿司をひと箱平らげる。

柿の葉寿司おーいーしーい。ケーキもスコーンも売り切れたので、ワタシのオヤツは無かったので、ひと箱平らげても良しとしましょう。緑茶も頂いたので、一緒に頂きました。

ハンカチサルビアコーヒーというコーヒー豆を頂いたのですが、コーヒー豆を包んであったハンカチが何とも可愛い!木からリンゴが一つぶら下がってます。忙しい朝じゃなく、美味しい甘いものがある時にゆっくり淹れて頂きます。本当に有難うございました。

明日のカフェのケーキ。

晩柑1
晩柑の試作分10キロを使いきり、第二段の晩柑が到着した。前回は河内晩柑だったけど今回は天草晩柑。箱を開けて、しばし固まる。とてもじゃないけどマーマレードに使える皮じゃない。
晩柑2
細かなそばかすのような斑点が多すぎる。これはナイフで取り除いていくと、ほとんど表面が無くなってしまう。晩柑と苺のジャムにも皮は使うので、どうしようか・・。食べてみると、もちろんすっごく美味しい。有機栽培や無農薬、減農薬といった柑橘は、皮の傷や傷みがその証みたいなところもあるのだけど、やっぱり今回の晩柑の皮は使えないなぁと、新たに同じ農家さんに秀品のちょっと高価なものを注文して、そちらの皮を使う事にした。
晩柑レアチーズ
実が余るから、というと身もフタも無いのですが(笑)、明日のカフェの週替わりのケーキは「晩柑のレアチーズケーキと晩柑のマカロン」。これは試作なので、上のゼリーも少なくバランス悪いですが、お出しするケーキは丸いケーキを切り分けたもう少し素敵な(笑)ものになります。実は、突如こんな晩柑の実余りアクシデントが起きたので、レアチーズ用の土台に使うグラハムクラッカーが無く、急きょ自分でクッキー生地を仕込み、焼き、砕き、再度から焼きし、という行程までするハメに。なかなか楽しい作業でしたが、行きあたりばったりさはなかなか直りませんなー。以前カフェで、三宝柑のレアチーズケーキをお出ししたのですが、その晩柑バージョンです。この構成のレアチーズ、盛り合わせのバランスにもいい感じなので気に入ってます。
マカロン
マカロンは今回は白。真ん中をくぼませて、ガナッシュを絞っていく。
ガナッシュ
ガナッシュはホワイトチョコと生クリームに出来たてほやほやの晩柑マーマレードをたっぷり。贅沢だわーっと思いながら、自分で作ったジャムやマーマレードをお菓子に使えるのは、とても嬉しい。
マカロン2
今日も良い出来!GWのカフェでもマカロンを褒めて下さる方が多く、嬉しかったです。「お店のマカロンで美味しいものに出会ったことが無かった」と仰る方も多く、「美味しいものなんですね」と言われると、何だかマカロンというお菓子に一役買ったような気がしてしまう(んな訳ないんだけど)。
 焼き菓子は、GWで初日に売り切れてしまったビスコッティを用意しました。