工事が始まった!

かくして、工事は始まった。前日の夜は熨斗付きの洗剤を持って、「騒音でご迷惑おかけします」とご近所へ。あぁワタシも大人になった、と実感。こういう昔は絶対に嫌だった事が、出来るようになるのですねぇ。「お互い様なんだから、気使わなくていいのに」という温かいお言葉をかけられながら「あー、始まっちゃった」と他人事のように思う。大丈夫か?ワタシ。

初日は車庫のコンクリートを電気ドリルで掘り返す作業。こーれーが、うるさいの何のって。それと凄い埃!!!我が家は隙間だらけの家なので、家中が砂埃で被われる状態。もうリアル「砂の女」by坂口安吾の世界で、初日の工事が終わった時点で、家の中を見て呆然としてしまう。

ガレージの床を掘っている様子
ガレージの床を掘っている様子

Iさんの話では初日でこのコンクリート掘り起こし作業は終わるハズだったのだけど、思ったよりずっとコンクリートが硬くて2日がかりになってしまう、との事。どうせ、掃除してもまた埃だらけになるから、と何を触ってもジャリジャリする家でもう一日過ごす事にする。

電気ドリルを使うのに、車庫の電源だけでは無理だから家の中の電源を貸して欲しい、と言われ、家の中のコンセントに付けたのだけど、部屋の暖房を付けるとヒューズが飛ぶのですよ。

かくして隙間だらけで風邪がピューピュー吹き、砂埃の舞う中、コート着ながら過ごすという、シュールな2日間だった。


次の日、仕事に出かける前に、「どう考えても家に帰って全部の部屋を拭き掃除するのはムリ」と、母にSOSを出して、朝、家を出た。その日の夜、仕事から帰ったら、「キャー!」と歓声を上げるほどにキレイに片付いていた。拭き掃除だけでなく、片付けまでしていてくれた。

我が母は、料理はさておき(本人曰く、やる気になれば美味しく作れる、らしいが)、掃除と裁縫は素晴らしく上手なのだ。そう、私に全く備わらなかったこの2つの家事については、母の前ではひれ伏すばかり。

ワタシはモノを捨てる事がチョー苦手なので、整理整頓が凄く苦手なのです。どっかにあるハズなんだけど、どこにあるかは分からない、みたいな事ばかりで、自分で自分に呆れる事も多い。けど、なかなかモノって捨てられないのです。

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