オリジナルクッキーと太陽すももジャム

Sugar Toothクッキー 8月24日(月)のカフェの焼き菓子は、名付けてSUGAR TOOTHクッキー。ロゴマークのクッキーを焼いたのです。なかなか、良い感じじゃないでしょーか。しかし、このクッキーが出来あがるまでに、あまたの難関を乗り越えねばなりませんでしたので、しばしその苦労をご覧下さい。
アルミ板 まず、ホームセンターで0.3mのアルミ板を購入。ちなみに、これを作るにあたりプロデューサーkskさん(日陰の身は嫌のようなので、「影の」を取ってみた)から「やろうという気持ちは素晴らしいが、君には無理なんじゃないだろうか」と言われる上、自分でも多分出来ないだろうな、と思いつつの挑戦。

クッキー型製造中 kskさんに作ってもらった型紙に添って、2cm幅に切ったアルミ板を形作っていく。難しい、難しい、難しいーー!ざっくり手を切ったりしつつ、休憩を3度4度取りながら、頑張る。一からものを作るというのは、孤独かつ、困難の連続よのぉ。

クッキー型、出来あがり!と、大げさに気持ちを盛り上げていくうちに、何とか出来あがる。遠目に見たら、素晴らしい出来。髪のハネ部分と帽子のポコポコ部分が特に難しかった。しかし、焼いてみないと出来あがりは判断出来ない。

クッキー焼く前おぉー、悪くないんじゃない?髪のハネ部分が抜きにくいのが難点だけど、概ね良好。

クッキー焼き上がり 焼き上がりー。苦労したので、いつも以上に可愛い(親ばか)。後頭部が変な形に膨らんだりしているのもあるけど、それも愛嬌でしょう。

太陽すももジャム そして、ウェブショップにて「太陽すももジャム」を販売開始致します。和歌山産のすもも「太陽」を使った甘酸っぱいジャムです。甘酸っぱい系の夏のジャムはとりあえず、これにて製造終了。ウェブショップのジャムの在庫もそれぞれ1ケタのものが多くなってきております。追加で作る予定の無いものばかりなので、お早目にお買い求め下さい。

ワッフル、ワッフル!

ワッフルメーカー 買っちゃった!の直火ワッフルメーカー。ワッフルとかパンケーキはジャムを美味しく食べれる素材なので、カフェで出せたらいいなーっと常々思っている。パンケーキはやっぱり注文を受けてから焼くのは一人店主としては、無理。ワッフルだったら焼いたものを温め直しても美味しいので、試作をしてみようと購入したのだ。
 ワッフルには大まかに3種類ある。イースト発酵させて焼くリエージュ、ブリュッセル、イーストは加えずベーキングパウダーで膨らますアメリカン。リエージュは円形で、そのまま食べてしっかり甘味がついたシッカリした食感。マネケンのワッフルがリエージュなので、一番馴染みがあるタイプかも。ブリュッセルは上にアイスやジャムやクリームなどのトッピングをして食べる軽めのタイプで、生地自体にはそんなに甘味は感じられない。アメリカンワッフルはパンケーキと同じ立ち位置で、スクランブルエッグやソーセージが添えられて出てきて、ニューヨークでビックリした事がある。アメリカンワッフルもジャムには合うと思う。
 強烈な思い出は、パリの屋台で食べたアツアツのワッフル(ゴーフルと呼ばれてた)。あんずジャムと粉砂糖がたっぷりで、手づかみでハグハグ食べた。クレープ以外にもこんなオヤツがあるんだー!と大喜びして掌より大きなのを一枚一人で食べて、そのあとのレストランで全然ご飯が食べれず、一緒に旅行してたパロマとロホンに呆れられた。
 3年前のベルギー旅行でも、カフェで食べたブリュッセルワッフルは絶品だった。ワタシが目指すのはジャムを美味しく食べれるブリュッセルワッフル。

ワッフル生地発酵中 まずは生地を仕込む。何せ初めてなので、こんな状態で正解なのか分からないけど、ブリュッセルで焼かれる前の生地を見た時は、もうちょっと弾力というかまとまりのある感じだったんだよなー。なんかホットケーキの生地くらいの柔らかさなので、不安になる。発酵はこの暑さなので、かなり早い。

ワッフルを焼く! 空焼きして油を塗った型に生地を流す。我が家にはオリーブオイルとごま油しかなかったので、実家からサラダ油を分けてもらった。生地を流す量も分からないので、怖々お玉に8分目を流して1分半ずつ焼く。途中で開けたい衝動にかられるが、開けちゃいけないと型の説明書に書いてあったので、我慢我慢。

ワッフル焼けた!オープン!
生地はもうちょっと入れてもいいな。ま、初めて焼いたにしては、上々でない?何度も同じ作業を繰り返し、コツをつかんでいく。最初は1分半の焼き時間だったのが、型が温まってきたから、途中から1分の焼き時間で充分になった。

ワッフル食べる!さー、試食!ジャムはスモモとアンズ。
うーん、生地を作った時点で不安だった通り、生地が柔らか過ぎるなー。外側カリっとサクっといきたいトコだけど、生地全体がフニフニしてる。味は美味しいけど。ま、スコーンが今のレシピになるまで、何回も試作したわけだし、ワッフルも気長にいきましょう。いつか、皆さんにお出し出来る日が来るかもしれませんよー。

ケーキビュッフェの感想。

ニューオータニ大阪バンケットルーム ホテルニューオータニ大阪で行われた「Sweets Collectionスーパーサマー2days」で久々にたくさんのケーキを見て食べた1時間半。私が参加したのは8月14日(金)15:00~でした。バンケットルームで行われたので「ザッツ披露宴」みたいな雰囲気。3方向の壁に面して「東京」「大阪」「エルメ」とコーナー分けされていた。

エルメコーナー 2人で参加なので、とりあえず「私、エルメ行く、アナタ東京行く」という感じで分担し、テーブルへ。エルメは早々に長い長い行列が出来ていた。とりあえず、ケーキの種類もざっくり分かったので、マカロンひとしきりと、プレジールシュクレを取って、テーブルへ。マカロンはまだ食べた事が無かったサティネと好きなショコラは二人分取った。

マカロンなど サティネはパートドフリュイ(オレンジ&パッションフルーツ)とクリームチーズが挟んであって、これだけで一つのガトーという感じ。1個でかなりの満足感。東京コーナーからはスーパーチーズケーキ(かなり高級なお菓子だけど、ワタシはあまり好きじゃないタイプだった)やモンブランのタルト(美味しかった)、桃のショートケーキとロールケーキ。

エルメ チョコ 引き続きエルメコーナーからチョコ3種とクープ。クープはイスパハン。ライチと木イチゴ、バラという組み合わせを考えたエルメってホント凄い。飾ってあるマカロンは歯が折れそうなほど堅かった(笑)。この日のマカロンはシナっとしていて、ちょっと状態が悪かったので残念だったなぁ。

エルメケーキ エルメの最後。タルトカフェがあったのが嬉しかった(これは良い状態だった)、しかしミルフィーユの状態の悪い事悪い事。エルメのミルフィーユ好きとしては、全くの別物、と言ってしまいたい。良い状態で提供出来ないものは、出さない方がいいんじゃないかなーっと思う。

クレープシュゼット 大阪コーナーからクレープシュゼット。こういうその場で調理してくれるデザートは大阪コーナーにしかなかった。ワタシはピーチフランべ、という桃のコンポートをキャラメルシロップで温めて、アイスを添えるものがこのビュッフェで一番美味しくて好きだった。

ピーチフランべ ピーチフランべを作ってくれているシェフ。このほか、東京コーナーのパウンドケーキ類がとても美味しかった。生クリームがあまり好きじゃないので、ショートケーキ類やロールケーキ類はちょっとツラかったかな。というか、もう食べられる量がかなり減っていて、Iさん居なければ全然種類を試せなかったと思う。
 久々に溢れるお菓子と熱気に包まれた甘味好き達に囲まれて、楽しい時間だった。そして、このブログの写真はIさん提供によるもの。感謝でっす。

頂き物色々で、幸せいっぱい。

paulのパン 8月17日のカフェ、久しぶりのご来店のK様から、またまた差し入れを。いつも心強いお声を頂き、本当に嬉しいご来店です。ポールのパン、フレッシュなトマトとチーズ、お昼にぴったりだー!とトースターで温めて頂きました。

ブルディガラのエクレア そして箱を開けた瞬間「キャー!」っと歓声を上げてしまう。大好物のブルディガラのエクレア!!あぁー、久しぶりに会えた!それも予想もしなかったところでの出会いに、嬉しさ倍増。塩キャラメルと大好きピスタチオ(今まで出会った中で一番好きなエクレアなのです)、交互に食べては喜びをかみしめる。ごちそうさまでした!そして本当に有難うございました。

ポストカード 月曜のカフェが終わって家に帰ったら、大好きなミヒャエル・ゾーヴァのポストカード!先月、京都でのミヒャエル・ゾーバ展に行き損なっただけに、小躍りしながらハガキの裏を読む。ウェブショップでお買い物をして下さったお客様からのメッセージにカフェの疲れも吹っ飛ぶ。うっれしいな、うれしいな。メッセージと宛名を書き、切手を貼ってポストに投函するって、結構な労力の必要な行為。有難い事だなーっと思います。

塩&塩キャラメル SUGAR TOOTHの影のプロデューサー、kskさんからゲランドの塩と塩キャラメルが届く。ありがとーございます。塩は粗いのと粉状のと2種類。素材にこだわるkskさん、納豆は付属のタレではなく、ゲランドの塩で食べると大層旨い、と言うので後日、食べてみるつもり(ワタシ付属のタレでしか食べた事ない)。

塩キャラメル 塩キャラメルはチーズの箱っぽいパッケージで、可愛い。ブルターニュ地方のキャラメルで、今流行りの生キャラメルよりは固め(ワタシこっちの方が好き)。
 あと、kskさんは月に2回アンディというサイトで株式用語の4コマ漫画を描いておられます。ワタシは株には全く興味が無い上、株用語も全然知らないですが第12回のが好き。

8月17日(月)のカフェと夜中のテレビ。

すもものタルトタタン 8月17日(月)のカフェ、暑い暑い一日の中、ご来店頂いた皆さま有難うございました。いつも来て下さる方、お久しぶりの方、初めての方、皆さんにお会い出来て幸せな一日。お盆休みで、関西在住でない方も多くお見えで、とても嬉しかったです。
 写真は、本日のケーキ「すもものタルトタタン」単品です。無糖の生クリームを添えました。かなりカラメルの苦さが強く、クリームが無いとちょっと食べるのがキツイくらい。ほろ苦ではなく、本苦っという感じ。でも、これくらい振り切った味の方がワタシらしいかな、とチャレンジしてみました。見た目はパインよりも、林檎のタタンに近いけれど、すももの酸味がキュっとする中、カラメルの苦さが合わさって、あまり他に無い味と思います。また来年、作れるといいなーっ。

仕事後のおやつ 仕事終わりのオヤツはケーキ盛り合わせ(スコーンは余らなかった)。タタンが単品カット分とかぼちゃのプリンハーフが余っただけで、ちょうどよい終わり方。トライフルのゼリーを仕込み過ぎ、うーむ、と思ってたところに、きりちゃんがお茶しにやってきたので、無理やりタッパーに入れて持って帰ってもらう。でも、それ以外は余る事無く、そして売り切れる事も無く、皆さんにお出し出来て、本当に嬉しい限りでした。
 
 今月は一昨日までブログ更新皆勤だったのになー。昨日、疲れてサボってしまった。と言いつつ、NHKで夜中12時半からやっていた「男自転車ふたり旅 チェコ・ボヘミア街道を行く」をしっかり見てしまう。狂言師の茂山宗彦さん(京都の方ですよねー)と俳優の黄川田将也さん(存じませんでしたが、さっき再放送の「マイボス・マイヒーロー」をチラっと見たら、出ていてビックリ。)が、オーストリアのウィーンからチェコのプラハまで、自転車で寄り道しながら旅をするという番組。ぐいぐい引き込まれ、ワタシも旅に出たい!とウズウズしてしまう。国境を自転車で越えた瞬間に、自転車こぎながら喜んで叫ぶ二人、道になっている桜の木のさくらんぼを肩車して取って食べる(自由に採って食べていいんだそう)二人、とっても楽しそう。そして茂山さんが熱すぎて、笑ってしまうくらい泣くのです。最後、プラハの標示が見えたところで自転車をこぎながら「過ぎた町にもう戻れないと思うと寂しい」と言って、泣く。あぁ、でもこの気持ちはとっても分かるなーっと。最後、プラハに到着したらやっぱり泣いて(笑)、その姿をクールに見守る黄川田さんと良いコンビでした。最後、旅の間に出会った人に凄く良くしてもらったのに「ありがとう」しか言えなくて、何も返せないのが悔しい、みたいな事を茂山さんが言っていた。ワタシも旅に出ると同じように思うのだけど、それは自分が日本で旅人に出会った時に、良くしてあげるのがお返しなんだと思う事にしている。あぁやっぱり旅番組はいいなー。

 私が10数年前にウィーンからブタペスト、プラハに行った時は、まだビザが必要だった(貧乏学生には結構高価なものだった)。国境を越えるのに検閲が無く、自転車でスルーっと入れちゃうって凄いなぁと。あの頃に巡った国々は、すっかりワタシの記憶と変わっていたり、そのままだったり、色々なんだろうなー。ヨーロッパの旅は2年後の夏を目標にして、それまでは馬車馬のように働く予定(笑)。