ふくすけ鑑賞とグロムのアイス。

 シアターBRAVAにて「ふくすけ」鑑賞。大人計画の松尾スズキ演出ものは久々。「ふくすけ」は随分前にyoutubeで悪人会議の1991年版のTV放映のを見た事があって、モザイクとピー音が凄くて、フクスケ役の温水さんに至っては、姿すら確認できないモザイク状態で、声と動きに合わせて移動するモザイクに一体どんだけ放送禁止なんだ、と強烈に刷り込まれてて、若干不安だったのです。しかも松尾さん演出の大人計画は、ちょっと苦手意識もあるので、どうかなーっと思いつつ。
 見終わってみると、何だかきっちりまとまってて、とても見やすかった。タブーはタブーなんだろうけど、ヒリヒリした感じはあんまりなくて、受け止めやすい演出になってて、拒否反応は全然出なかった。演者が達者という事もあるんだろうけど、回数を重ねて着地点が見えたのかな、とか。昔の「ふくすけ」を見てた人は物足りない、という感想もあったりするみたいだけど。
 しかし大竹しのぶは素晴らしい。途中まで(第二章あたりまで)私は、彼女が大竹しのぶだと気がつかなかった。大竹しのぶ、という気配を一切消してる凄さ。大竹しのぶが桃井かおりのモノマネをする、というナンセンスさに思わず吹き出す。松尾さんの演出で吹き出す、という事があまりなかったので、あぁ、ちょっと距離が縮まったかもと。
 単純にこういうお芝居をメジャーな役者で、この規模の会場で何日も興行出来る、という事が凄い。だから見やすく仕上がってる、というところもあるのかもしれないけど。また松尾さんの演出のお芝居も見なければ、と思いましたです。

 お芝居の前にグロムでアイス。やっぱり小さいなぁ。盛り盛りに盛ってくれないもんだろうか(笑)。良い場所にあるので、さっと寄りやすく危険だ。スープストックトーキョーの行列を見ながら、味わう。
 この後、環状線に乗るべく切符を買っていたら、困り気味の外国人女性が居たので「大丈夫?」と声をかけてみる。来年のイギリス旅行に向けて、英語の練習がてら、こういう場合は声をかける事にしている。いつもは方向音痴のワタシの出る幕ではない、余計迷惑かけてしまう、とよっぽど誰も居なさそうな時以外はあまり声がけはしないけど、分からなくても一緒に頑張ればちょっとは力になれるでしょう(笑)。
 聞くと大阪城公園に行くのに、いくらの切符を買えばいいのかわからない、という事で、私も大阪城公園に行くので、切符の買い方を伝えて一緒に行く事に。オーストラリアから仕事の面接に来た彼女は見事、面接に通り来年の3月から神戸の高校で2年間英語を教える事になる、との事。20分ほど、電車と大阪城公園の中での移動の間、色んな話。随分、英語の練習になった。彼女も大阪駅のホームのカオスさに、一人じゃ絶対間違った電車に乗ってた、と感謝してくれて、私も嬉しかった。これからも、ちょっと頑張って英語の練習がてら、困ってる外国人が居たら声がけしてみよう。

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3件のコメント

  1. グロム、結構日によって人によって忙しかったりとかでも量が変わるんですよねw

    グロムに限らずですけど

  2. arinkoさんとオーストラリアの女性のエピソードステキですね。
    私も6月に訪れたフランスで、困っている時に助けてくれた現地の人たちにとても心温まりました。それから日本で困っている風の外国人を見かけると声をかけるようになりました。
    言葉がでてこなくてもどかしくもなりますが、私も地道にがんばろうと思います!

  3. mikaさん、大盛りの人に当たったらラッキー!ですね。

    akikoさん、アルファベット表示や英語の放送がないと、心細いだろうな、と思うので、できるだけ協力したいものですが、私の方向音痴っぷりが余計にこんがらがらせる事も多いので、困ったものです。でも、英語で声をかけられるだけで、ちょっと安心したりするみたいなので、今後も続けたいと思います。

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