自由が丘と中目黒でケーキ。

 六本木ヒルズのNOAKEを後にして、向かうは自由が丘のパリセヴェイユ。何度も来てるから大丈夫ーっと思っていた割に、オロオロ。たくさんあるパティスリーとごっちゃになってしまい、途中まで行って、いやこっちはモンサンクレールだった、こっちはモンブランだった、という具合。無事辿り着いて、イートイン。選んだのはキャラメルポワール(左)とマルティニック(右)。いつもサントノーレキャラメルとムッシュアルノーばかり選ぶので、今回は食べた事の無いものを、と決めていた。土日だけの皿盛りデザートも一度食べてみたいなー。
 グラスに入ったキャラメルポワールは、全体的にモワっとした食感ばかりなので、飽きちゃって、ちょっと持て余してしまう。同じ食感でももうちょっとメリハリがあれば、と。東京のお店で食べるとそのお酒のききっぷりに驚く。ここまでバシっとリキュールを使ったお菓子はあまり関西では出会えない。

 感激だったのはマルティニック。マカロンにムスリーヌとバナナピュレにラムレーズンのガナッシュ。何だコレ?!美味しいぞ!と夢中で食べる。ジャンドゥーヤのエクレアも追加しようかと迷ったけど、先は長いので(笑)、これにて終了。残念だったのは、あんまり紅茶が美味しくなかった事。やっぱりコーヒーを選ぶべきだった。

 新幹線の中で読み始めた続きが気になって、読みきる。尾山台に行くか代官山に行くか迷いつつ、次なる目的地を中目黒と決めて出発。

 カカオエットパリに到着。中目黒は桜の名所だけど、ほとんど葉桜になっていたので、人もまばら。ケーキもたっぷりあって、迷いに迷う。何せ、素晴らしいビジュアルのケーキ達ばかりで、どうやって作るの?というものがズラリと。

 購入したケーキ達。見た目で期待したミルフィーユは特に何とも思わなかったので、やっぱり代官山まで行ってイルプルーでミルフィーユを食べるべきだったか、と少々悔みつつ。

 ピーカンナッツとメープルのタルト、ヴェニース。金星という名のケーキだけど、チョコの輪っかが土星っぽく感じるのはワタシだけ?

 土台のタルト、ほとんど焼き色がついてないのに、サックサク。どうしてーーーっとジロジロ見ちゃう。軽やかな歯触りながら、ナッツが入ってるのかどっしりした食べ応え。メープルとピーカン、とても良い相性。タルトの周りに散らされたクラムの歯ごたえもまた楽しい。素晴らしいバランス。

 ミルクチョコとショウガのケーキ、ショコラジャンジャンブル。ピリっと生姜はきいているけど、ミルクチョコベースだから食べやすい。生姜は高知のものだそう。ちょっと柑橘の酸味も感じたので、何か高知産の柑橘も使ってるのかな。

 見た目のボリュームにびっくりのマックティラミス。こちらのお店のグラスデザートは、本当に個性的なビジュアルで、どれも食べてみたくなる。断面を見ると、こんなふうにマカロンの上が空間になっているのです。薄いホワイトチョコのプレートで上のパートをせき止めてあるのです。マカロンの下にはクリームの他にライスパフのチョコ掛けみたいのがあって、食感が楽しい。

 ドームのムース部分と一緒に周りのクラムを食べると、サブレを二度焼きしたようなガリカリサクサクの食感がムースと合う合う。こういう食感の楽しさを演出するのが上手だなーっと思いました。マカロンも美味しかった。ヴェニースがとても美味しかったので、次回はタルトを中心に食べてみたい、と思いました。

ディスカッションに参加

4件のコメント

  1. カカオエットおいしかったですか? 私は2~3年前にいただいたきり、リピートしていません。ミルフィーユ、生地がガリガリしてておいしくなかったなぁ・・・。

    目白のエーグルドゥースは行かれましたか? こことエルメが私の中での「間違いのないお店」。何かが違うの。何が違うのだろう?

  2. 読者さん、エーグルドゥースもエルメも大好きですが、今回は訪れませんでした。カカオエットパリは、ショーケースの中のケーキそれぞれが見た目のインパクトも大きく、使っている素材や合わせ方もオリジナルというか個性的でまた訪れてみたいと思いました。特に食べたタルトはとても美味しかったです。

  3. カカオエットのデザインアイデアは凄まじいものがありますよね。FOODEXなどのイベントで、陳列棚や陳列ケースを扱う会社のブースでは、見本にカカオエット(とヴィタメール)のケーキを並べている会社が多かった印象です。

  4. 読者さん、あれだけのデザインのお菓子を商品として作るというのは、本当に大変な事と思います。凄いなーと思います。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA