先週のタルトで、存在感を残せなかった洋梨を、今回は主役にもってくる事にした。まずは、洋梨をカラメルソテー。洋梨はカラメルやチョコレートと相性が良いので、この秋、カフェでもまた登場させたいなーっと思っている。洋梨はラ・フランスやレ・ルクチェが主流なのかな。林檎と違って、まだ見かける品種は少なめ。今回はオーロラという品種を使用。
タルト台に敷き込んだ練パイ生地の中に詰め詰め。入れ過ぎかも。涼しくなって、タルトの敷き込み作業も随分楽になった。今年は冷夏で助かったなぁ(夏は相当苦手)。
おぉーーー、溢れた。
このタルトはミルリトンと呼ばれるフランスのノルマンディー地方の郷土菓子。ノルマンディー地方は酪農が盛んなので、料理やお菓子に生クリームやバターが多様される。このタルトのアパレイユ(液体の生地)も生クリームと焦がしバターが入っている。焼く前にたっぷり粉砂糖を振って、高温でバシっと焼く。
焼き上がりは、ボコボコした表面が何とも素朴。いつものアーモンドクリームのタルトとはまた違った趣で、美味しい。よっし、これでいきましょう(珍しく一発合格)。
断面もしっかりキャラメル色。キャラメル好きなので、かなり好みのタルトになった。しかし、やっぱり洋梨を詰め過ぎて、生地が流れず隙間が出来てるなー。明日は気をつけねば。9月14日(月)の週替わりのケーキは「キャラメル洋梨のタルト」です。来週はこの林檎バージョンを出そうかと思っています(が、まだ未定)。
焼き菓子は秋らしく「どんぐりクッキー」!と言いつつ、クッキーにどんぐりが入ってる訳じゃございません。2色の型抜きクッキーは初登場。型抜きもしやすくって楽しい作業。
ありんこ様
洋梨にリンゴ…私も大好きです。
おいしそうですね。
ノルマンディーのタルトといえば…私、
PAULのタルト・ノルマンドは結構好きなんです。
表面にスライスアーモンド散らしてた気がするけど
あれもミルリトンなのでしょうか?
オーロラという洋梨は知らなかったなあ。
今度チェックしてみます。
Roolyさん、洋梨はちょこちょこ聞いた事の無い品種のものがスーパーにも並ぶようになったので、洋梨が一般的になったのかなーっと思います。ちなみにタルトノルマンドとミルリトンは別のお菓子ですよ。