イベントカフェの準備中。

　何だかまだ、ロンドンのケーキ記事が中途半端ですが、もうカフェの仕込みがどんどこ進んでますので、そちらのお知らせに切り替えましょう、そうしましょう。
6月16日(日)のオープン時間は10時です。いつもより1時間早く開けてます。混雑緩和の為、日曜のみのオープン時間です。カフェにお越しの方で、写真を撮りたい方は、基本的には写真撮影はお好きにして頂いて結構です。が、店内の撮影は他のお客様のご迷惑になる事もありますので、ご配慮下さい。混雑時の店内や他のお客様が写ってしまうような写真撮影はご遠慮頂けると幸いです。
　この暑いのにオーブンフル回転。ブレッドプディング用のクロワッサンとパンショコラは、豪勢にAOCバター使用、というルノートルの冷凍生地を仕入れて、焼きました。以前こういうの買ったらマーガリン味がして、残念だったので今回は奮発しちゃいました。ブレッドプディングに使うパンは1日、2日置いたものの方が美味しく出来る、というので今日焼いて、明日に備えます。
　今回のカフェはテイクアウトの焼き菓子はほとんど出来ませんでした。かろうじて、新ショウガケーキとサマーフルーツケーキを焼きました。すいません、全然出来ませんでした。でも今回は、新ショウガシロップ煮ましたよー。たっぷり持っていきます。あとは、スタンダードグラノーラ、があります
サマーフルーツケーキ用のドライフルーツのコンポートは前日に作っておいたもの。短い時期だけの爽やかな焼き菓子、今年も夏場に時々登場予定です。

　スタンダードグラノーラは、スライスアーモンド、ホールアーモンド、くるみ、ココナッツ、パンプキンシード、レーズン入りです。通販での取り扱いは、もうしばしお待ち下さい。

　明日仕込むケーキの副材料も準備しましょう。バノフィーパイ用のトフィーは、コンデンスミルク缶を水の入った大鍋に入れてコトコト茹でるのです。2時間くらい。そうすると、こういうキャラメル色のトフィーが出来ちゃうのです。凄いですねー。バノフィーパイのトフィーの作り方、というとこれがやっぱり主流なので、スタンダードな作り方をしてみました。缶を開けて、ちゃんとトフィーになっててほっとしました。明日、バノフィーパイに使います。ブレッドプディングにもトフィー味の作りたいな、と思ってます。
　駄菓子っぽいのもいいかな、とフラップジャックとミリオネアショートブレッド作りました。イートイン用でテイクアウトはありません。フラップジャックはオートミールをがしっと固めた感じのオヤツで、カフェやティールームで見かけます。じっとり、しっとりしたのや、ねっちりしたのや、お店によって色々な食感がありますが、割とソフトな物が好まれるような感じで、でも、私はねちっとしつつもざくっとしたのを作りましたよ。
　ミリオネアショートブレッドは、スコットランドで凄くよく見て、その後ロンドンに来ると、キャラメルショートブレッドやリッチマンショートブレッドと名を変えておりました。まずはショートブレッドを焼きます。

　その上にトフィーをオンします。ショートブレッドに合わせたトフィーは、ゴールデンシロップやコンデンスミルクを合わせて作りました。

　最後にうっすらチョコレートでコーティングして3層のショートブレッドできました。カフェのイートインでは、カットしたものを駄菓子セットっぽくミリオネアショートブレッドとフラップジャックとセットにしようかなーっと思っています。

　フラップジャックとショートブレッドのトフィーに使用したゴールデンシロップ。イギリスのお菓子作りではとてもよく出てくる材料を使っています。蜂蜜っぽいですが、また違った甘さです。なんと言うか、ちょっとしつこい甘さ(笑)。そのまま食べても、ちょっと懐かしいような、小さい頃の駄菓子に使われてたような味。

　見た目はホントに蜂蜜みたいで、粘り気も結構あります。

　スコーンに添えるジャムは、ロンドンで煮たジャム2種類。1つ目は「ルバーブ、ラズベリー、ブラックベリー、苺、ブルーベリー」2つ目は「林檎(ブラムリー)、ネクタリン、ぶどう、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー」。どっちもベリー入りなので、ちょっと似た感じになってしまった。まぁでも、レア物としてお楽しみ下さい。
　コーンウォールに行った時に買ったジャムです。オレンジとジンジャーマーマレードは、ブレッドプディングに使います。凄くゴロゴロと皮が入ったイギリスらしいマーマレードです。変わったところで「グーズベリー&エルダーフラワー」、こちらも皆さんでお味見して頂けます。他にも何か味見してもらえるジャムかマーマレードを持っていきたいと思います。ジャムは、セルフサービスで、お好きなものをお好きなだけ、のスタイルにしようと思っています。