カフェのケーキは失敗続き。

 このところ、カフェのケーキの試作は失敗続き。十万温州みかん、という希少な品種だという温州みかんが手に入ったのだけど、ジャムにするほどの量は無いので、そのまま食べたりお菓子の試作に使ってみる事にした。
まずは、パイ皿にカラメルを流す。

十万温州みかんを並べ、オーブンで2時間。そうです、みかんのタルトタタンに挑戦です。林檎、洋梨、すもも、パイナップルとメニューになり、みかんもそこに加わるか?!と。

 焼き上がり!あぁーーー。何てデンジャラスな出で立ち。ダメだろうな、と思いつつ冷蔵庫で一晩寝かせてカラメルとみかんを馴染ませる。

次の日、裏返す。
うぉおおおおおー、マズそう!
しかも焦げてるし。

一応、食べましょう。カットすると更にグロテスクだな。まぁ、食べるまでも無かったという味。みかんの水分が飛んで、薄皮ばかりが口に残る。シガシガと抜け殻を噛んでる感じ。どう頑張っても美味しくなりそうにないので、みかんのタタンは諦める。

 無難にタルトを試作。アーモンドクリームの中にみかんを乗せて焼く。しかし、後々考えると、そんな貴重な十万温習みかんじゃなくて、普通のみかんで試作はするべきだったと・・・。

 焼き上がりは美味しそう!断面もみかんのフレッシュ感がしっかり残ってるし!と、食べてみたら、これまた生の時には気にならない薄皮がずーっと口の中に残る。ダメだなぁ。
と、こうして試作の後、皆さんの前に登場するメニューの裏側で数々のヒドイ失敗作があるのです。ホント、毎週違うケーキって効率悪いなーっと思うのだけど、ま、そのうち失敗する数も減ってくると期待して。

 失敗だけじゃ何なんで、ちゃんと採用の試作例も。先日のキャラメルショコラタルトの応用で、何かやりたいなーっと、土台に苺ピュレとレモンカードを流す。暑くなるとチョコタルトは出しにくいし、今のうちにチョコのお菓子はカフェで出しておこうと思ってるので、5月くらいまではチョコ系のケーキの出番が多いかも。

 チョコガナッシュを流して出来あがり!残り物での試作なので、表面もガタガタだけど、試作なのでお許しを。苺は弱いなぁ、レモンカードの方はオイシイ!チョコと柑橘の組み合わせは好きなので、これはカフェに登場させよう!「ショコラレモンタルト」21日(日)に登場でっす。22日(月)は抹茶ロール&桜のマカロンの予定でっす。

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