プチメックのいつもの。

　月曜雨予報の安定感(笑)。いやもう、やっぱりねっと、さっき天気予報見て思いましたです。またもや直前まで天気予報を見ながらの仕込みとなりましょう。甘夏が到着して、皮むき終了、明日はマーマレードに。ペクチン多そうだし、と試作にジェリーを作ってみたのだけど、柑橘のペクチンは林檎と違って苦みがあるからなー、と心配してたらやっぱりちょっと苦いかも。いやでもパンに塗ったら大丈夫かも、と明日の試食までドキドキ。まず固まるか、というところも。うちは糖度計はあるけど、ph計は無いので、どのくらいで固まるかは、感覚に頼るところが大きいのだよなー。でも新しい材料で新しい事をするのは、なかなかに楽しいです。
　いぐりすももや梅は注文したし、あんずもそろそろ注文しなきゃだなー。しかしポンドがほぼ190円って。対ユーロは安いのに、ポンド強し。今年の旅行、諦めて正解だった。来年はどうなるか。150円くらいまで下がってくれないと、行ってもケチケチ旅行になるしなー。むぅ。

　今や京都発のパン屋さんでは、一番有名なんじゃないかしら、というル・プチメック。今出川のお店が一号店で、長らくここのみしかなかったのだけど、御池のお店が出来てからは、あれよあれよと東京や百貨店や、とお店が増えました。
　でも、私は今出川のお店が好きで、御池のお店も大丸も一度は行ったけど、多分、今出川のお店に行き続けるのだと思う。最初に行った時は(仕事の帰り道に行ったので15年以上前と思う)、ドアをあけるたら何とも可愛いお店にテンションが上がって、のそのそーっと奥から粉まみれの西山シェフが出てきてっていうのが、凄い印象に残っています。
　クロワッサンにカスタードと生クリームの挟んだやつ、めっちゃ好きなんだよなー。林檎のタルトフィンも。多分、過去11年のブログで、何度もこの２つは出てきてるんじゃないのかしら。何回食べたか分からないけど、どんと来いカロリー！と恐れず一気に頂きます(笑)。栗と柚子のバゲットは初めて見た時はビックリの組み合わせだったけど、今や安心の組み合わせになってきてるもんなー。あとパンレザンがブリオッシュ生地じゃなくてバターの折込生地のやつなのも嬉しくて。改めて見るといまどきクロワッサン160円って破格です。観光客のお客さんも多いのだろうけど、やっぱり地元の人に愛されてるお店なんだなーっと思う。
　雑誌やガイドブック、ネットのパンサイトでもじゃんじゃん紹介されて、京都のパン屋さんのマストゴー、みたいな人気の時は、夕方に行くとほとんど残ってなくて、しばらく足が遠のいたりしたものだけど、やっぱり通い続ける魅力があるのです。特に今出川のお店は何か「気」みたいなものが違う。当たり前だけど、初めて行った時は新しいお店で、10年以上の年月が過ぎて、年季のあるお店の風情になっていて、それは自分の過ごした時間と重なるのです。通い続けてるお店には、そういう共有した時間があるのだなーっと、久々に行って感じました。京都にあって有難う、なお店の一つです。
　プチメックと言えば、パテとかサンドものが美味しい、と言われるのだけど、私はあんまりサンド類は食べてないなぁ。いつも甘いパンにタルト(林檎以外のも美味しい)、シンプルなバゲットやリュスティックなんかのハード系ばかり。これからもずっとここにあって欲しいお店です。