伊予柑マーマレード仕込み中。

 さーむーいーーー。と凍えていたら、注文していたジャム瓶が1000瓶ちょっとと蓋が到着。10kg以上あると思われる105瓶入った箱を2階まで運ぶ。11往復すると、肩で息する状態になり、小汗をかいていた。お店を始めた頃は、一気に11往復は無理だったのに、筋力が付いたんだなぁ。消費税が上がる前に、ちょうど瓶が切れそうになったので、良かった。
 いよかんマーマレード、私自身も好きなので、毎年作っていますが、毎年毎年、大変だなぁと思います。まずは皮の大きな傷や黒ずみを取り除いてから、剥いて、実と皮に分けて、実の方は薄皮を剥いて種を取る。薄皮をマーマレードに入れる事も多いようだけど、私は取り除いてすっきりした味に仕上げます。皮は白い綿部分を取り除いて、細かくカットして、一晩水に漬け、次の日に下茹で。何度か煮こぼしてエグミを取り除く。SUGAR TOOTHの伊予柑マーマレードは皮より実の方がずっと割合が多いので、マーマレードが苦手な方も大丈夫という事が多いようです。余った皮はピールにして、来年のシュトーレンに使ったり、他の焼き菓子に使ったりするので、実をたくさん使っても無駄にはならないのです。

 三皿園さんの有機栽培のいよかんです。サイズも色々で、そばかすもあるけど、安心して皮まで使えるし、何より果肉がしっかりしていて、薄皮から実を取りだす時に全然実が潰れません。力強い味なので、本当に美味しいマーマレードが出来ます。

 薄皮も入れない上、刻んだ皮もエグミを取り除いてるので、砂糖を加えて煮ていても、アクが全然出ないのです。下処理が大変なのだけど、煮始めたら焦がさないように混ぜるだけ。週末からウェブショップでも販売開始出来そうです。

 いよかんピールは1週間ほどかけて、少しずつシロップの糖度を上げて仕上げます。ピール仕込み中は、朝工房に入ると、爽やかな柑橘の香りがするので幸せ。さー、日曜カフェとウェブショップの焼き菓子仕込みが明日は大詰め。

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