ノーアートノーライフを観た。

ナイロン100℃「No Art No Life」in シアタードラマシティ。10年ぶりの再演という事だけど、初見。男性のみ(しかもオジサン率高し)のキャストで、山崎一さんと温水洋一さんが客演。大倉君と温水さんのキャラに頼った所が大きいので、10年前はどんな感じだったのかと。三宅弘樹、大倉孝二、温水洋一の3人が笑い取るパート担当という感じ。大倉君は十八番の間に立たされてアワアワする役回りだったので、一人で持ってくね、という感じ。やっぱり上手いです。これだけ横並びで男性が8人とか居ると、際立つなぁ。
 ケラリーノも説明文に書いてたけど、分かりやすい誰でも楽しめるお芝居。なんだけど、特にひっかかるものが無さ過ぎて物足りないし、もうちょっと何か投げかけて欲しかったなという感じ。ケラリーノが作るお芝居の独特の痛さを感じないというか。まぁでも、見やすかったです。お芝居初めて見る友達連れてくなら、こういう感じがいいんじゃないかなという。
 酒場に集まる芸術家のそれぞれのジレンマが話しの主軸。それぞれに自分を投影してるとの事だったけど、10年経ったからなのか、元々なのか、随分あっさりしてたように思える。相変わらずクレジットは素敵で、オープニングもエンディングもワクワクする。このセンスは他では無いんだなー。いつも楽しみにしてるけど、いつも裏切られない。
 最後、カーテンコールでキャストが揃って客演の二人を呼び、ステージ真ん中に登場する山崎さんと温水さん。いやー、何て中間管理職臭の強いメインキャストなんでしょうか(笑)。地味過ぎる二人(服は派手)。ナイロンは3月に新作で大阪に来るそうなので、行こうかなぁ。2012年はお芝居控えめに、と思ってたのに、チラシにのせられまくるワタシ。野田さんのお芝居なんて、何年ぶりの大阪上陸なのか、行かねば!とか、大人計画もあるのかー、長塚演出の井上ひさしも見たいなぁと、全然控えられないんですけど、という。
 次回は1月にモンティパイソンのスパマロット。ホントはニューヨークのを見たいのだけどね、どうかな、日本人が出来るんかな、と少々怖い物見たさで行ってきます。

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