新作焼き菓子など。

　新しい焼き菓子が完成しましたよー。イベント用のお菓子を焼くのに、ずっとやろうと思っていた塩味の焼き菓子を作るべく重い腰を上げました。私は基本、お菓子は甘いもの！と思ってて、おせんべいなどの醤油味とか塩味のお菓子は年に２、３回しか口にしないのです(たまに食べると美味しいなぁと思います)。でも寒くなると、甘い飲み物が飲みたくなって、そうすると甘い物じゃなくて、ちょっと塩気のあるものを口にしたくなるのです。そういう時は、おつまみ用のバターピーナッツやピスタチオ、カシューナッツを買ってきて、甘いチャイやカフェオレと一緒に食べてたのだけど、いやこれは、塩気のあるお菓子を考える良い機会なのでは、と思って去年からちょこちょことレシピを見ては作ってたのだけど、あんまり上手くいかなかったのです。イギリスから帰ってきて、イギリスで見てきたレシピを参考に今回作ってみたら、良い感じに仕上がりました。
　スコーンのように小麦粉に角切りバターを切り込んで、そぼろ状にしていくスコーンを作る時のようなやり方で、イギリスのレシピです。なのでクッキーじゃなくてビスケット、という事で。甘さ控えめ生地にチーズやハーブが入っている甘じょっぱい感じのはあんまり好きじゃなくて、甘く無いなら全く甘く無い、セイボリーと呼ばれるお菓子にしたかったのです。

　チェダーチーズをたっぷりすりおろします。香ばしさをプラスするのにいりごまを加えました。塊のチェダーチーズをすりおろしたのだけど、しんどかったー。パルメジャーノみたいな固いチーズをすりおろすより力が必要だった。

　ハート型で抜いて塗り卵をして、最後にブラックペッパーをミルでガリガリっとひいて、アクセントに。

　焼き上がり！スコーンのような作り方なので、ちょっとフワっと生地が浮くんだなぁ。さっくりとした食感で、甘い飲み物とよく合います。お砂糖は全く入ってないので、あまじょっぱい感じではなく、おつまみにもなる感じです。チャイとの相性はバッチリでした。

　あとシンプルなショートブレッド。今まで何度かショートブレッドは焼いてきましたが、これでもう配合いじりません、という最終形になりました。イギリスのショートブレッドはライスフラワーが入るので上新粉を入れたりしてたのだけど、日本の小麦粉だったら上新粉よりコーンスターチかもしくは小麦粉だけの方がイギリスのショートブレッドに近い感じになる、と聞いたのでやってみたら、すごーく良い感じに出来たのです。月曜のカフェで両方販売しますよー。

　いつものオートミールクッキーも焼きましたよー。最近はビスコッティと並ぶ人気商品となり、有難い限り。

　ショコラメレンゲはウェブショップの焼き菓子BOX用。前回の連休カフェで完売だったので、来週も焼いていこうかなー。