SAD SONG FOR UGLY DAUGHTERを観た。

　ウーマンリブ公演「SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER」を観た(7/13)。シアタードラマシティでこんなに前の列で見れたのは久々(前から13列目)。でも9月のケラリーノのお芝居は更に前で楽しみー。新感線の髑髏城のチケットは取れませんでしたので、浮いた1万数千円は温泉旅行積立にでも回したいと思います。
　クドカン演出の時の荒川良々君が好きだ。という気持ちはより強いものとなる。今まで観たウーマンリブの中では最も色んな人に薦められる作品。ちゃんと物語があって、社会的なメッセージだって組み込まれてて、ちゃんとお芝居なのだ。そして下ネタが少ない(笑)。支離滅裂ではちゃめちゃな感じが全然無くって、どこに行くんだウーマンリブは、という感じ。
　好きか嫌いかでいうと、ウーマンリブをこういう路線でやっていくなら、もっと頑張ってチケット取るわ、というくらい好みのお芝居。
　蛍光塗料で描いて暗転して浮き出るタイトルバックや、音楽の使い方もワクワクしちゃって、そうね、こういう感じでやってくれると、ワタシ着いていきやすいんですけど、という感じ。ちょっとナイロン的なものを感じるところも多かった。あと客入れのSEでルースターズがかかってたので、テンション上がったなー。クドカンのお芝居は、同年代できっと思春期に好きなものが似てたりしたんだろうと思うので、小ネタの細かいトコやこういう音楽のチョイスで凄いストライクに響く事が多いのです。
　客演の宮崎あおいちゃんは、最後かなりご機嫌ナナメっぽい表情だったのだけど(お芝居中は問題無かったけど)、大丈夫かなー。かなり長い間拍手は止まなかったのに、カーテンコールもなかったし。田辺さんはさすがですね、もう劇団員と言ってもいいんじゃないだろうかっていうくらい、色々やらされてます。少年メリケンサックでも田辺さん登場場面が一番面白かったし。ガラスの仮面の紫の薔薇の人のクールさはどこいっちゃったんでしょうかね。岩松さんもさすが。間の取り方も独特の可愛さを出せるとこも、さすがよねーっと。松尾さんとの掛けあいも素敵だった。

　前の方の席だったのだけど、すぐ前の席の女性が頭の上に凄い大きいお団子を結ってて、もうびっくりするくらい視界を遮るのです。宮崎あおいちゃん好きなんだろうなっていう感じの雰囲気の若い女の子なのだけど、ダメだよー観劇にそのヘアスタイルは！隣の女の子とキャッキャ言いながら観てるのだけど、頭が動く度にこっちもお団子を避けなきゃいけないという。「遅れてくる人」「携帯切らない人」の次に「デカイお団子」を観劇でのワースト３行為としましょう。