小さな劇場で楽しむ。

http://youtu.be/yBgl5aqiorE 
1月は凄く忙しかったのに、お芝居のチケットをやたら買っていて、ギリギリまで工房で作業、作業着にコート着て大阪に出掛け、コート脱ぐわけにいかん、な状態で観劇をするという、何ともかんともなお出かけでしたが、どの舞台も全部当たりというか、諦めずに行って良かった、というものばかりだった。でも、これからはもうちょっと考えて買わねば、ギリギリまで行けるか行けないか、と迷ってチケットを無駄にしてしまうリスクを負う事になるからなー。
 ABCホールで見た劇団鹿殺しの「ランドスライドワールド」。私、鹿殺しはちゃんと見た事ない上、役者さんの顔が3人くらいしか判別できなくって、見終わった後、配役表を見て驚愕する事になるのです。いや、凄いです。白塗りとメイク落としを何度繰り返したの、この役者さん、という変わり身だったり、楽器もやってたの!?とか。客演に木村了君。演者の皆さんは本当に素晴らしかったです。役者さんが楽団も兼ねて楽器を演奏されるので、凄いなぁと。
 思ったよりダークな印象というか、日本文学っぽくて、ちょっと意外だったのだけど、所々おちゃらけつつ、へぇーーっと感心するような演出方法もありつつ、純文学によくある救いの無いダークな世界が広がっていて、あぁこういう舞台をされるんですか、と。これから日本の演劇を牽引していかれるのだろうなぁと。前の作品くらいから、テレビで活躍されるような役者さんが客演で入られるようになったので、これから少しずつ認知が広まっていくのかもしれません。この公演に関しては、お芝居の時にもらうチラシで知ったのだけど、それまであまり鹿殺しの公演のチラシって、私が行くお芝居のチラシの中には入ってなかったなぁと。そして、こういう規模の劇場のお芝居のチラシはまた、いつものお芝居のチラシと違って、小さな劇場のものが多いので、情報が色々とあって楽しい。たまには小さな劇場のお芝居もいいものです。

親族代表

親族代表 そして1月始めにHEPHALLで見た「親族代表」のコント。お芝居じゃなくてコントという事で、どんな感じなのかなぁと思ったけど、3人のシチュエーションコメディを何本かまとめて、という印象。ネタにケラリーノ作がある、という事で見に行ったのだけど、その他のネタも全部面白かった。やっぱり野間口さんの存在感は凄いなぁ。テレビでの活躍を見てると、笑いを取りに行く、という印象は無かったのだけど、こういう舞台では貪欲に笑いを取りにいかれます。何だか不気味な存在感、なイメージが、「親族代表」のコントを見ると、絶対笑わせられる、という印象に変わります。3人のうち野間口さんだけが圧倒的な知名度なのだけど、他のお二人もCMや舞台やドラマで色々と活躍されております。今回のは、今までの選りすぐりのネタを集めたベスト版で全国ツアーという感じだったので、凄くお得な演目だったのかな。また関西に来られたら見に行きたいと思います。

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