ベイクウェルタルトの故郷へ。

hawsでたらくふくチーズを食べた後はダービーへ移動。ヨークシャー州からダービシャー州へ。ダービーは観光都市では無くって地球の歩き方にもページが無いくらい普通の都市です。ホテルは今回ビジネスホテルチックな感じのところだったのだけど、ちょっと治安が悪そうな地域で、しかもホテルの宿泊者も何だかガラが悪くって、一旦ホテルに入ったら、もう出たくない、という感じになってしまう。そうね、こういう事も調べられないっていうのは、情報が無いところだと結構不便かも、と思いましたです。2泊したのだけど、2泊目は金曜の夜とあってか、夜中遅くまでずーーーっと怒鳴り合いが前の道であって、それもかなりの人数でうるさかった。
 そんなダービーになぜに立ち寄ったかというと、ダービーを拠点にして行きたい場所がいくつかあったからです。その一つがベイクウェル。イギリスのお菓子を好きな方はご存知の、ベイクウェルタルトの故郷です。
 ベイクウェルはダービーから鉄道とバスを乗り継いで行きましたが、直通のバスも出てました。wifiが繋がらず、こういう調べ物が出来てなかったのです。しかし、激寒。この日は本当に寒くて雨も降る上に雹(ひょう)まで降ったんです!バス停でいつ来るか分からないバスを待つ間、もう帰ろうよーっと何度思った事か、というくらい寒かった。
 到着したベイクウェルはこじんまりした可愛らしいところです。20分もあれば歩いてぐるっと回れる感じ。

 冷え切った体を温めるべく、まずはティールームです。名物を食べるです!

 元祖!と言われるお店が2店あるようで、とりあえずその一つに行ってみましょう。内装も素敵です。普通に食事も充実してましたが、私のオーダーは決まってます。

 ベイクウェルプディング カスタード添えです。ロンドンのカフェやベーカリーでよく見るベイクウェルタルトはタルトの中にジャムとフランジパーヌだけど、ベイクウェルプディングはパイ生地にジャムにプリンっぽい生地でした。生クリームかアイスかカスタードかを選べて、カスタードをチョイスです。紅茶はローカルブレンドのものをお願いしました。基本的に私はローカルブレンドのものがあればそれを頼みます。そこでしか飲めない上に、一番安いのです。地元のものを頂くのが遠くまで来た醍醐味だものねー。

 小さなサイズなので、朝ごはんからさして時間が経ってなくともペロリです。カスタードは凄い余ってしまった。多分、インスタントなカスタードですが(というか大抵、カスタードはどこでもインスタントのが出てきます)、これがイギリスの味なのです。絶対ロンドンに着いたらスーパーで買って帰りますよ!
 ティールームが多いという風に聞いたのだけど、もう凄い雨と寒さで街をぶらぶら歩く事が出来ません。自殺行為です。ちなみにヒートテック、薄手のタートル、カットソー、防水の春物コート、首にストールぐるぐる巻きの出で立ちで、です。5月末で、です。

 せっかくなので、名物のベイクウェルタルトも買って帰ります。白い丸いやつで周りに赤いポチポチがあるのがベイクウェルタルトです。小さいポーションタイプのもあったのでそれを買って帰ります。天気が良かったら歩いていくつもりだった所にバスで向かう事にしましょう。

 ベイクウェルプディングのテイクアウトもあったけど、これは温めて食べた方が美味しいもんねー。タルトの方はイギリス各地で見るけど、プディングの方はほとんど見かけなかったなー。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA