エディンバラを後にする日、何とどしゃ降り。もうね、靴の中に入った水が踏み込む度に波打つんですよ。もういやだー、歩きたくない、ゆっくりしたいと思うのだけど、とりあえずどうしても行きたかったティールームだけ行って、次なる目的地のメルローズまで移動する事にする。どうしても行きたかったのは、Mimi’s bakehouseというお店です。こちらも観光地図には載ってないエリアでバスに乗って、東の端っこあたりまで行かねばなりません。雨なので道に迷ったら大変だなぁと思いましたが、バスの中からお店が見えて迷わず辿り着けました。
サヴォイタルト、いわゆるキッシュです。サーモン、スモークチェダーチーズ、ほうれん草などのボリュームたっぷりのプルプルの焼きたてキッシュ。すんごい大きいです。バルサミコのソースがかかってます。ちょうど朝ごはんとランチメニュー境目の時間だったので、キッシュが焼き上がるまで20分くらいかかるとの事だったけど、焼きたてが食べれるという事でまつことにして、大正解。ほんっとに熱々が出てきました。しかしめっちゃ大きいので最後の方は、ウップっとなりながら完食。
ここで帰っては甘党の名がすたりましょう。そう、クリームティ！ティーセットは名前入りで素敵です。ちゃんとメニューに温かいスコーンって書いてあったからね！スコットランド初の温かいスコーンにやっとありつけました。
最高に美味しい！やっぱりスコーンは温かくないとね。クロテッドクリームも、ラズベリーのジャムも美味しいです。段々、このスコーンの大きさにも慣れてきました。フルーツスコーンかプレーンスコーンか選べてプレーンにしました。バター＆ジャムか、クロテッドクリーム＆ジャムか選べます。こちらはクリームティというメニューは無くて、スコーンとジャム＆クリームと紅茶を別々に頼みました。紅茶はアールグレイをチョイス。
ゆったりとしたティールーム感は正直全く無くて、キャンティーン的な騒がしさで、とにかくバタバタしてるのだけど、ウェイトレスの皆さんは常に目を配ってくれてて、親切です。満席が続いていて、11時過ぎに到着したら朝ごはんを食べるお客さんで満席で、次にランチ待ちみたいなお客さんで入口付近混雑していて、私は12時半に予約が入ってるので、それまでで良ければ、と席に着かせて貰えました。キッシュが焼き上がるのに時間がかかったので、最後お店を出るとき、ちょうど12時半でした。
ものすごーく可愛い店内なのですが、何せごった返してるので写真に撮れず残念。写真はカウンターで本日のケーキはすべてここを見れば分かり、柱部分は黒板になってて今日のキッシュの具やなんかが書かれてます。検索すれば店内の感じもPDFでメニューも見れるので、是非ご覧下さい。こちらでは珍しい厚切りのパン作ったフレンチトーストが美味しそうでした。ハギスを挟んだバゲットサンドなど、スコットランドらしいメニューたくさんありました。お客さんは地元の方が多くて、この日は土曜日だったので朝ごはんの時間も混んでたのかな、と思います。朝ごはんメニューもランチメニューも、ケーキも種類が豊富で、魅力的なメニューも多くてお店の雰囲気も超キュート。エディンバラで一軒だけ行くなら是非にこちらをお勧めします。
テイクアウトの箱も可愛かった！こういう箱を準備してるお店は少ないです。エチケットでテイクアウトしたケーキの箱は超適当でした(笑)。
バナナバタースコッチスライスと、オーツファッジスライス。どっちもスコットランドっぽいかなと。バナナの方は生地の甘さは控えめで、上にかかってるバタースコッチの甘さでちょうど良い感じで美味しかった。ファッジの方もチョコ味のファッジとざっくりしたオートミール入りの生地とクランブルが良くあって美味しかった。ただ、ワンカットが凄いボリュームなので一回では食べきれず、2日間に分けて食べ切った。
適当な箱に超適当に入れられてたエチケットでテイクアウトしたケーキその1、レモンポピーシードケーキ。ポピーシード入りのバタースポンジにバタークリーム、レモンコンフィトッピング。レモンの酸味は無くて皮の香りがふわっと。イギリスでは割とよく見かけるケーキの一つです。なかなか美味しかった。
適当にいられてた為にこうなってしまったキャロットケーキ。私が自分で焼くキャロットケーキと似てる感じです。スパイスの感じとクルミの食感。クリームチーズフロスティングは、かなり甘さ強めで、このくらいでもちょっと多いかも、という感じ。でも美味しく完食。