井上ひさし追悼公演「黙阿弥オペラ」を見た。出演者全員が芸達者。全員笑いが取れて、語れて、泣かせられる。その人が出てくるとピリっと場所が締まる、そういう雰囲気を全員が出せる出演者たち。竜也君が主役なのかなーっと思いきや黙阿弥は吉田綱太郎さん。ホント、凄い役者さんだなーっ。しかし、働き過ぎなんじゃないでしょうか。
井上さんらしい戯曲で、色んな社会風刺だったり、メッセージが込められているのだけど、黙阿弥オペラは喜劇なので、笑いの要素が多い。動きもあるし、言葉数も多いので、見る方もかなり集中しないと言葉の一つ一つに込められた意味を考える事が出来ず、置いていかれる。時々、置いていかれつつも3時間40分のお芝居は幕を閉じ、良いお芝居を見たという感覚が残る。
個人的な楽しみは松田洋治さん。好きなのです。筒井道隆、松田洋治、明和電機の土佐信道が好きな顔トップ3でしょうか。地方局のアナウンサーみたいねぇ、と言われるますが、地方局のアナウンサーの方がよっぽど垢抜けてるでしょう(笑)。松田さんは、やっぱり好きな顔でしたねぇ。勿論、お芝居も素晴らしかった。要所要所で笑いも取ってたし、お芝居の基礎がしっかりしているから見てる方が安心する。今日の出演者は皆さん、そうでした。そして際立って素晴らしかったのは熊谷真美さんでしょうか。老婆役は特に素晴らしかった。
見たい見たいと思いつつ、こまつ座でお芝居を見た事が無い。東京にお芝居を見に行く、なんて事をしてしまうと、あれよあれよと言う間に破産に向かう事は目に見えているので、なかなか踏み込めない。SUAGR TOOTHで左うちわになる事はまず無理っぽいけど、こうして年に何本かは見たいお芝居が見れてる訳だし、凄く幸せな事と思う。忙しく会社員をやっていた頃は、見に行けないって分かってたから、悲しくなるのでお芝居のスケジュールすら調べなかったもんなぁ。さぁ、2日間、工房から離れて少し、気持ちもスッキリしつつあるので、明日からまた頑張りましょう。しかし、パイナップルが到着しないんだけど、大丈夫だろうか。明日到着しなかったら、ちょっと大変ーー。