イギリスのレシピ本「SHORT & SWEET」から「Marmalade layer cake」。レシピは20cmの丸形のところ、15cm丸形で3/2量に減らして作ってみました。レイヤーケーキというのはビクトリアスポンジとかの段になっている丸いケーキの事を言います。
このレシピを作ってみたかったのは、スポンジにマーマレードがたっぷり入っていて、しかもバターでは無く生クリームが入るところが面白そうだなと思ったから。マーマレードは卵2個に対して100gも入ります。卵と砂糖をハンドミキサーで泡立てて粉を加えて最後に油脂、という作り方なのだけど、通常溶かしバターを入れるところ、ダブルクリーム(脂肪分の高い生クリーム)とマーマレードを湯煎したものを加えるのです。間に挟むクリームがバタークリームでなくて、生クリームなので、スポンジがビクトリアスポンジ用のバターたっぷりのだと冷蔵庫に入れると固くなるからかなーっと思います。
最近はダイエット志向もあってか、ロンドンのお洒落カフェでは、ジェノワースっぽい軽めのスポンジに生クリームとフレッシュ苺、なんていうビクトリアスポンジを出してる所もあって、うーん、それは苺ショートではなかろうか、と思ってしまったり(笑)。やっぱりビクトリアスポンジはバタースポンジにジャムとバタークリームで、どーんと常温で置いてあるもの、っと遠く日本に居る私は願いますねぇ(苺ショートは日本で食べられるし)。
現にこのレシピが載っている「SHORT&SWEET」も油脂の入らないシナモン入りのジェノワーススポンジに生クリームとブラックベリーをサンドするレイヤーケーキが載っていたりします。レイヤーケーキは一人で食べきるのが大変だけど、このくらい小さく焼いたら3日くらいで食べきれるから今度また作ろう。
イギリスのレイヤーケーキは、スポンジをスライスしないで、薄く2枚ないし3枚焼いて使うのです。焼き時間は短いけど、洗い物は増えます(笑)。
粉はイギリスで買ってきたものを使ったので、フワフワ系のスポンジだけどキメはちょっと粗めでイギリスのお菓子っぽくできた！そしてマーマレードスポンジ美味しい。マーマレードはSUGAR TOOTHの伊予柑マーマレードと清見オレンジジャムをミックスして使用。レシピ通り生クリームを挟んだけど(レシピではトップも生クリーム塗ってたけど、それは省いた)、バタークリームでも美味しいと思う。香りが良くって紅茶によく合うお菓子でした。