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サンバイザー兄弟

2016 年 12 月 29 日 木曜日 18:43

 今年2本目にしてラストの観劇「サンバイザー兄弟」です。『高校中パニック! 小激突!!』以来のクドカンのミュージカル。このときは永山絢斗君が出てて、今回はお兄さんの瑛太君です。もうねー、楽しかったー。涙流して笑ったのはいつ以来でしょうかっていうくらいで(ほとんど皆川さんの仕業)、帰りは足取り軽々。帰宅したら夜中12時とかで翌朝早くから仕込みだったけど、行って良かったー。
 ストーリーは相変わらず荒唐無稽なので割愛。クドカンのミュージカルはサイボーグ、学園ものに続きヤクザものでした。今回はやっぱり怒髪天の増子さんの存在が大きかったなー。そこに瑛太君がついていく、みたいな。瑛太君もあれだけ歌えるとは思いもしなかったけど、本職の増子さんの歌は圧巻。聞いてるだけでニコニコしながら手拍子してしまう。お芝居というよりバックグラウンドの人間力がどーんっと出てるような。清野菜名ちゃんは舞台で初めて見るのだけど、声も通るしアクションも凄いし(回しとび蹴りの打点の高さにビックリ)、今回はベースもギターもパーカッションも演奏してて、凄い凄いと。これから活躍していく女優さんなんだろうなー。
 まぁ何より皆川さん。クドカンは大抵、どの舞台でも皆川さんが話し始めると笑いをこらえきれず下向くか後ろ向くのだけど、アドリブで今までの失敗談を話す時は初耳の話なのか、話が山場を迎えると肩の震えがドンドン大きくなるのです。それ見て、更に可笑しくなってしまうという。増子さんもゲラゲラと。しかし稽古も何度もしての本番なのに、それでも皆川さんを見ると噴出してしまうって、相当好きなんだなぁ。微笑ましい。
 10月に見に行った新感線の「Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!」もクドカン脚本だったのけど、そちらはあまり乗り切れずだったのです。でもやっぱり作・演出は違うなぁ。去年のウーマンリブも行っとくべきだった。

 会場では一人一人に紙製のサンバイザーが置かれ、最後にそれを振り回す演出もあり、楽しい雰囲気で。私のは兄役の増子さんカラーの赤。今回は久々に三宅さんの見せ場も多くて嬉しかった。来年も2,3本は見たいところだけど、大抵営業日にかかって見れない。ナイロンなんて今年はどれも無理だったなぁ。来年はちょっと工夫して見に行きたいところ。

舞台「グッドバイ」観劇。

2015 年 10 月 22 日 木曜日 16:45

keramap2015-2 久々の観劇、という訳でなく今年は不倫探偵と惑星ブンボークの接近など見てるのだけど、感想を書こうかなーっと思ってるうちに、凄い時間が経ってしまったのです。
 KERA MAPの「グッドバイ」は、太宰治の未完の遺作が原案。新聞連載を予定し13回分まで書いた時点で入水自殺。そう聞くと、どんだけ暗い物語なのかしら、と思っていたら凄いコメディで、ケラさん自身のコメントで「軽妙酒脱で荒唐無稽なスクリューボールコメディ」とあったのが嘘じゃない、大笑いの観劇となりました。ナイロンの公演ではないので、犬山さんもみのすけさんも大倉君も出ていない。太宰は好きじゃないけど、大好きな池谷のぶえさんが出ている、こりゃ間違いない!とチケットを買った私を褒めてあげよう、と思うくらい良い舞台でした。
 主演は仲村トオルさんと小池栄子さん。小池さん素晴らしい。ちょっと小池さん以外にこの役できる人が思いつかないくらい。門脇麦ちゃんと夏帆ちゃんは舞台では初めて見たけど、可愛らしいなぁ。特に門脇麦ちゃんは声が素晴らしく通るので、舞台には向いてる感じ。池谷のぶえさんは、もうほんっとに凄い。何役か兼任してるのだけど、特に子供役がフリーダム過ぎて、性別とか年齢とか垣根が無いというか。占い師の時は、おぉ池谷節、って感じだったし、やっぱケラさん、池谷さんの良さ分かってるね、っという。水野美紀さんは、以前舞台見た時には、ずっと声が震えるというか割れてて、舞台には不向きな声質なのかなぁって思ってたけど、今回は凄くフィットしていて、声も震えも割れも無く、あぁ経験を積むという事はこういう事なのかなぁ、と。
 妻と子を疎開先に置いた男性が、多数の女性と浮気しているのと裏家業を清算して、妻とマトモに生きていこうと色々と右往左往する話なのだけど、そこに出てくる男は皆どうしようもない感じで、でも何となく憎めないように描かれていて、出てくる女は皆、ダメ男に翻弄されるながらも、力強く生きていくように描かれていて、最後はハッピーエンドで、3時間ちょいの長い舞台が完結した時に、一種の爽快感があって、やっぱ舞台はいいなぁと思いました。
 次回のナイロンの公演は東京のみ。映像化も無いそうで、残念だなぁ。今回も平日公演が無く、土日のみで、しかも日・月とカフェだったのに土曜に行く、という強行スケジュールだったけど、行って良かった。火曜は倒れるように寝てたけど、こういう事があるから、私はチケットを買い続けるんだろうなぁ。
 

今年初のお芝居。

2014 年 1 月 17 日 金曜日 19:43

 バカロックオペラバカ 『高校中パニック! 小激突!!』in 森ノ宮ピロティホール。今年初の観劇はクドカンのロックミュージカルです。クドカンのロックミュージカルはメガロックオペラ「R2C2」以来ですかね。この時は松田龍平君とか片桐はいりさんや声だけキョンキョンとか出てて、あまちゃんなキャスティングでしたねぇ。
 今回は、佐藤隆太君が主役っぽいのだけど、皆川さんと勝地涼も同じくらいの扱いだった。皆川さんがどんどんメインになっていくなぁ。私は「あまちゃん」はちゃんと見たのはトータルで3話分くらいで(たまたま勝地君の回を見た)、ほとんど見れなかったのだけど、当時「スタジオパークからこんにちは」のゲストで皆川さんが出てて、うわーNHKの昼の番組にメインゲストだよ(しかもソロで)、凄いよ皆川さん!と思いながら見てたのだけど「舞台袖で松尾さんや宮藤さんはゲラゲラ腹かかえて笑ってるのに、お客さんには全く受けなかった」「アンケートには生理的に無理っていう回答ばっかりで」と振り返ってて。いやもうホントに皆川さんがお尻でも出そうもんなら、客席の女性はひきまくってた訳です。そんな皆川さんも、今では大人計画のお芝居だけでなく、テレビやその他の舞台でも凄く良い扱いで出てらっしゃいます。自分で名バイプレーヤーなんて言ってましたけど(笑)、その通りになってきました。最近の皆川さんでは「天魔さんがゆく」が好きでしたねぇ。
 内容は相変わらず、なんちゅー話よ、って感じで、ダジャレ下ネタ炸裂なんだけど、私はこのクドカンワールドが大好きなので、満喫しました。舞台が未来の渋谷なので、細かい渋谷ネタはちょっと大阪公演ではスルーされてしまう部分はあれど、そこは大阪は大阪ネタもちょちょっと入れてる感じでした。始まる前の客席に流れていたSEはtheピーズの「馬鹿になったのに」。懐かしすぎて口ずさみながら、聞いてきた音楽や本やテレビに対して感じてたものが似てる、という人がこういう事をやってる事に幸せを感じる。

 佐藤隆太君は、テレビより舞台むきなんじゃないかなーっと。私はテレビに出てる彼を魅力的と思った事が無かったのだけど、実際舞台で見ると印象が凄い良かったです。勝地君は最初に新感線か大人計画か忘れちゃったけど、舞台で見た時に「この人、もうイケメン俳優でやってけないよ」と思うくらい、振り切ってて心配になったのだけど、その後も私が見てる舞台では、ずーっと振り切ってきてるので、こういう舞台では、もう安心感しかない(笑)。川島海荷ちゃんは、可愛くて可愛くて、まぁ可愛くて。こんな可愛い女の子を下ネタ満載の舞台に上げていいんでしょうか。歌も上手いし、毒気もなくって、このメンツの中で一際心休まる存在でした。もう一人の女性出演者の坂井真紀さんも、もはや安心のって感じなのですが、今回の振り切りっぷりは更に上をいっていた。パンチパーマでバールが頭に刺さってるヤンスー、ウィスパー先生、原作漫画家と3役もこなす上、そこまでやりますか、と思うくらいでした。永山絢斗君は初めて見ましたが(瑛太の弟さんなんですねぇ)、やっぱり崩されまくってて、彼も一応カッコイイ系な俳優さんなんじゃないのかしら、大丈夫かしら、と心配に。三宅さんも相変わらず素晴らしかったし、その他出演者の皆さんは、クドカンワールドに違和感なくはまってました。肝心の宮藤さんは、皆川さんのアドリブ場面になると、どうしても笑っちゃうみたいで、後ろ向くか下向くか、っていう感じで全然直視出来ないという。皆川さんが大好きなようです(笑)。

 森ノ宮ピロティホールはモンティ・パイソンのスパマロット以来だけど(この時も皆川さん出てた)、クドカンの舞台にしたら会場規模が小さめで、凄く一体感ありました。客いじりと下ネタは御法度、と言われますが、両方満載で、凄く楽しかった。私は前から4列目だったのだけど、後ろの方の通路でやたら色々あるので(凄い姿勢で笑うので首が痛かった)、真ん中より後ろの人も十分間近で役者さんを見れる、という状態でした。今年も年間5本か6本くらいにしようっと思ってるので、吟味して観劇しようと思います。