久々に映画館へ。


 the smiths結成までのモリッシーの物語「ENGLAND IS MINE」。鬱々と、普通になれない事に自分も周りも行き詰って、自分は特別な何かなのかも、とうっすらと信じながらも何もせず、人のやる事に文句ばかりつけてる臆病な青年の物語。ドラマチックな事はほとんど起こらず、ただウジウジとしているのを見守る状態が続くのだけど、まぁモリッシー(the smiths)好きか、主役のジャック・ロウデン好きか、みたいな人しか見に来ないだろうから、問題無いか。モリッシーの公認は得られず、監督は過去のインタビューとスミスの歌詞から物語を作っていったみたいだけど、ファンは非公認であっても見たいわな。モリッシーとジョニー・マーがはじめて会ったのはパティ・スミスのライブだったのかーっとか、あの歌詞ってこの人の事歌ってたんだな、とか、そういうファンだから嬉しいみたいなエピソード追うだけでも楽しいし、何よりジャック・ロウデンが可愛いので、それだけで目福。歌声もモリッシーに凄い寄せてきてて、ビックリ。ジョニーがモリッシーの家のドアを叩くシーン、2人ともめちゃくちゃ可愛くて最高。

 たぶん、この映画の企画を聞いたのはカフェをオープンしてすぐぐらいだったと思うのだけど、映画が出来上がって日本で公開されるまで2年もかかってるので、半ば映画館で見れる事を諦めていたのでした。んなもんだから、日本で公開されるとなれば、初週に見に行くのが礼儀というものでしょう。平日でも割りと人が入ってたので、ちょっと安心。アンオフィシャルというか、まだ生きてる人の物語なのに本人の了承を得ずに映画化しちゃってるのも、何ともまぁアレなんだけど、何度も手紙出してもダメも良いも返事がなかったというのは、まぁ勝手にやれば、知らんけど、って感じだったのかな。すっごい良い気分転換になったので、近いうちにまた映画館には行きたいところ。

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