美術館とピエール・エルメのケーキ。

美術館 京都国立近代美術館にて、Future Beauty 日本ファッション:不連続の連続チェコの映画ポスター展へ行って来ました。なんか、来場者の雰囲気がいつも行く美術館と違って面白かった。修学旅行生(中学生)も多かったけど、ファッションの専門学校生のグループが何組も居て、それぞれ女子グループ、男子グループで固まって、ヒソヒソ言いながら見てるのです。そんなグループの中の一組、お召し物と髪型がかなり個性的な男子4人組が、全員でマネキンのスカートの中を必死に覗き込む様は、何ともシュールです。
 私はあまりブランドやデザイナーへの思い入れがないのだけど、それでも面白かった。コムデギャルソンのダイレクトメールとか、イッセイミヤケのコレクションの招待状とか、紙ものが特に面白くて、全然どんな洋服を出すのかわからんなーっと思いつつも、その世界観の表現方法に驚くというか。こういうブランドの洋服が好きな人は私の友人でも何人かいますが、信者的に「新作は必ず買う」みたいな人が多いのですよねぇ。私はシャツ1枚に3万も5万も使えない、という根っからの庶民なので、凄いなぁと思うばかりですが。
 そしてチェコの映画ポスター展、こちらも面白かった!もうね、映画の内容関係なくない?どんな映画か全然想像できないんですけど、みたいなポスターが多くて、チェコの映画ポスターって独特の世界なんだなぁと。全部、ヤン・シュヴァンクマイエルの映画のポスターみたいに見えるもん(笑)。ヤンの作品は短編の「庭園」のポスターがありました。日本映画のチェコ公開時のポスターも結構あったのだけど、具体的に描かれてるのはゴジラくらいで、後の黒沢作品や新藤作品のは、なんじゃこれ?みたいな。羅生門とか、えぇー?!みたいなポスターで、でもきっとチェコの人は、見慣れてるから、映画の内容も何となく関連付けられるのかもなぁ。
 アメリカの映画も、全部チェコ映画みたいに見えるポスターばかりで、いや凄い世界観です。コラージュっぽいものも多いし、体のパーツをアップにしたようなものも多い。なぜにこのパーツ?と見た事ある映画ですら思うのだから、不思議です。そしてポスターの説明に「映画の内容やストーリーにとらわれず」みたいな言葉の多いこと(笑)。ショップでヤンの作品のポストカード買おうと思ったら、全部セットの凄い高いやつしかなかったので、諦める。非常に楽しい展示で満足。

ピエールエルメ そして、3月から行かねば行かねば、とずーっと気持ちだけは早っていたリッツカールトンホテル京都内のピエールエルメのブティックへ。関西でもやっとピエールエルメのケーキが買えるのですよ!!ケーキの種類は青山なんかのお店に比べると半分以下くらいしかないのだけど(季節ものやイベントもの、今ならフェティッシュシリーズは展開なし)、贅沢言ってはいけません。大好きなドゥミルフィーユとタルトヴァニーユを。どっちも本当に美味しいです。私はこのドゥミルフィーユが大好きなのです。東京に行かなくても食べられるなんて、本当に嬉しい。食べてみて、ちゃんと美味しかったので、また買いに行きます。ショーケースにはケーキは7種類くらいで、定番を押さえてある感じ。しかし、イスパハン972円って、ほとんど千円じゃないですか。ケーキの値段もインフレだなぁ。同じ構成のタルトカフェも好きなので秋頃に入れ替えがあるなら、カフェが入るといいなー。マカロンはピスタチオと京都限定のイマジンを。ピスタチオは残念ながら杏仁臭ありだった。前もトライしたはずなのになー。京都限定のイマジンは、ぶぶあられっぽい物がゴマクリームに入ってて、楽しい食感と香ばしさ。これは、また買おう。美術館と美味しいケーキで幸せな休日でした。

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2件のコメント

  1. エルメのケーキ、気になってたんですよ!伊勢丹は結局生ケーキ扱わないみたいだし。いやー、いいな、いいなー!
    さらにリッツの朝食ブッフェのパンや焼き菓子も気になるんだけど、さすがに泊まるのはハードル高いわ。朝食だけとかしてくれないかなぁ。

  2. きりちゃん、エルメのクロワッサンはどうやらホテルに泊まらないと食べられないみたいねぇ。でもミルフィーユもタルトもめっちゃ美味しかったので、ぜひ!!私はリッツに乗りつけるという荒業を覚えたので(笑)、また気軽にケーキだけ買いに行きますよー。

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